細胞にとって最も重篤な作用を及ぼすDNA二本鎖切断が超音波(30 kHz)でどのように引き起こされるのかを,パルス波の超音波照射条件下で定量的に計測した論文が,国際誌ChemPhysChemにアクセプトされました.パルスの幅と間隔を適切にとると,DNA二本鎖損傷を最小化することが可能であることを明らかにしました.窪田さん(昨年度修士修了)が筆頭著者,山下君,渡辺教授(同志社大・超音波研),吉田博士(千葉大),今中教授(立命館大)との共同研究.超音波の医療応用に関しての安全性を確立する上で,有用な研究と考えられる.

“Double-Strand Breaks in a Genome-Sized DNA Caused by Ultrasound: High-Frequency Pulsing Induces Greater Damage than CW Sonication and Low-Frequency Pulsing Causes Less Damage”, Rinko Kubota, Yusuke Yamashita, Takahiro Kenmotsu, Yuko Yoshikawa,[a] Kenji Yoshida, Yoshiaki Watanabe, Tadayuki Imanaka, Kenichi Yoshikawa, ChemPhysChem, in press.