2018年11月12日~15日 東京大学本郷キャンパスで開催された、国際会議、International Conference Advances in Physics of Emergent orders in Fluctuations 2018において、鷹取慧さん(生命医科学部)が、ポスター賞を受賞しました。

鷹取さんは外部から定常的な振動を与える条件下で、ピン型の固形物体の集合体が、立位―転倒―立位の、再帰転移を示す現象を見出しました。また疑似一次元系では、神経興奮に類似した伝播現象が生じることも明らかにしています。固形物体の集合が、このような協同的再帰転移をすることを示すことは、世界的にみて初めての発見となっています。本研究は国際学術誌Scientific Reportsに掲載済みである。

“Cooperative standing-horizontal-standing reentrant transition for numerous solid particles under external vibration”, Satoshi Takatori, Hikari Baba, Takatoshi Ichino, Chwen-Yang Shew and Kenichi Yoshikawa, Scientific Reports, 8, 437-448, (2018) .