水面に浮かべられたアニリンの液滴が自発的な拍動を示す現象に関する研究が国際誌Langmuirにアクセプトされました。単一のアニリン液滴が拍動することだけでなく、複数の液滴が同期して拍動すること発見。心筋細胞などの生物に見られる動的な同調現象と類似した現象であることから、生命体での自律的な振動現象の本質を追究する上でも、興味ある実験結果。運動の同調のメカニズムについても物理的なモデルを援用した議論を行っている。Chen博士(Shaoxing Univ.)らとの共同研究。作田君(現D1)が共著者。

“Spontaneous Oscillations and Synchronization of Active Droplets on Water Surface via Marangoni Convection”, Yong-Jun Chen, Koichiro Sadakane, Hiroki Sakuta, Chenggui Yao, and Kenichi Yoshikawa, Langmuir, in press.