近年の研究応用を見ると、自然や生命の原理を追及することが、医学・生命科学の飛躍につながっていることが分かります。
これまでに確立されてきた物理学は、エネルギーが保存されているような系や、それへの緩和を調べることが中心でした。
一方、私達の宇宙はビッグバンから始まったように、著しく非平衡の世界です。
生物もエネルギーや物質の絶え間ない流れのもとでこそ、その生き物らしさを発揮することができます。
このような非平衡開放系を対象とする学問、それが私達の研究です。
”生命とは何か？”といった本源的な問題に迫る中で、医科学・生命科学の基本的課題に取り組みます。
また、国内外の医学・生命科学関係の機関と活発な共同研究を進めています。