「組織切片の張力伸展応答:がんの病理診断手法の創出」の研究が雑誌BIO INDUSTRYにとりあげられました。がんなどの“病理診断”では、採取した組織切片をガラスプレート上に置いて、光学顕微鏡で観察することが一般的な手法となっていますが、定量的な診断が困難でありました。そこで、本研究では組織切片を伸展させることで発生する”ひび割れパターン“を画像解析することによって、定量的な病理診断が可能になることを明らかにしました。大社さん(M1)が筆頭著者。(医生命システム学科の池川研究室、京都大学医病理学教室、山口大との共同研究) 大社奈摘、剣持貴弘、吉川研一、「組織切片の張力伸展応答:がんの病理診断手法の創出」、BIO INDUSTRY, Vol 36, No. 3, 60-67 (2019).