【新刊出版】 細胞は外部環境の経時的変化に応じて自律的に情報処理(演算)を行い、適切に応答することにより生命活動を維持している。私たちの研究室ではGorecky博士(Poland),鶴山教授(京大医)などと共同で、酵素反応が自律的な演算を行うことが可能であることを、新しい理論的なモデルのなかで示してきている。今回の出版は、上野君(MC1)などが、「細胞の自律演算モデル」を単行本の中の分担執筆として一章をまとめたもの。

“Sending Parameter of a Time Dependent Inflow with an Enzymatic Reaction” Jerzy Górecki, Jonna N Gorecka, Bogdan Nowakowski, Hiroshi Ueno, Tatsuaki Tsuruyama and Kenichi Yoshikawa, In Advances in Unconventional Computing(Springer), 2, Chapter 4 (2017).