日時： 2015年12月10日（木）13:00-15:00
場所： 医心館北棟 IN409N（N-A）
講師： 武仲能子 博士
産業技術総合研究所主任研究員、さきがけ研究者 (JST)
「金ナノロッドの合成・配列制御、及び運動取り出しに向けた試み」
・概要
金でできた棒状のナノ粒子である金ナノロッドは、SPMプローブ探針や、
ナノギャップ電極などに応用が期待されているナノ材料である。我々は
これ まで、金ナノロッドの中でも特に高アスペクト比を持つものに着目し、
その合成法の改良や成長メカニズムの解明、また基板上への配列制御を
行ってき た。最近では、人工筋肉開発に向けて、高アスペクト比金ナノ
ロッドの基板上での運動取り出しを試みている。発表では、高アスペクト
比金ナノロッドの合成・成長メカニズムについて概説したのち、配列制御
と運動取り出しについて、最近行っている研究成果を紹介したい。