[最新情報] [論文] [外部向け情報] [内部向け情報]

外部から定常的な振動を与える条件下で、ピン型の固形物体の集合体が、立位―転倒―立位の、再帰転移を示す現象を見出し、理論的な考察を行った論文が、Scientific Reportsにアクセプトされました。疑似一次元系では、神経興奮に類似した伝播現象が生じることも明らかにしている。固形物体の集合が、このような協同的再帰転移をすることを示したものとして、新規性の高い研究となっている。鷹取(D3),馬場(M1)が第1、第2著者、Shew教授(NYCity Univ.)との共同研究。

2017.12.17

最新情報

細胞内の空間には、1g中に0.3-0.4gの高分子などを含む混雑した環境となっている。更に、個々の分子は熱揺らぎ、すなわちBrown運動を行っている。このように絶えず揺らぎに晒された混雑環境の簡単な数理モデルを考え、混雑環境のなかで大きなサイズの粒子の局在化を調べた論文が、J.CHem.Phys.にアクセプトされました。面白いことに、大球の硬さに依存して、閉鎖空間の境界に局在する場合と、内部に存在する場合があることを明らかにした研究。核やミトコンドリアなどの小器官が細胞内部に存在する傾向にあることも、このような原理が関係している可能性があると議論。Shew教授(NYCity Univ.)との共同研究。尾田君(本年3月MC修了)が共著者。

2017.10.24

最新情報

水面に浮かべられたアニリンの液滴が自発的な拍動を示す現象に関する研究が国際誌Langmuirにアクセプトされました。単一のアニリン液滴が拍動することだけでなく、複数の液滴が同期して拍動すること発見。心筋細胞などの生物に見られる動的な同調現象と類似した現象であることから、生命体での自律的な振動現象の本質を追究する上でも、興味ある実験結果。運動の同調のメカニズムについても物理的なモデルを援用した議論を行っている。Chen博士(Shaoxing Univ.)らとの共同研究。作田君(現D1)が共著者。

2017.10.19

最新情報

作田君(DC1年)が筆頭著者の分子機械に関する総説「ナノの世界からマクロの世界を動かす:見えない分子から巨視的な動きへ」が日本化学会編の、CSJ Current Reviewに掲載されました。これまでの分子機械の研究が分子レベルの(nmスケール)に専ら注目が集まっていたことを紹介し、今後の研究の進むべき道は、nmスケールの分子運動が、非線形相互作用を通して、cm-mスケールの規則運動を引き起こすメカニズムを明らかにし、実空間でそのようなシステムを構築することにあると論じています。獨協医科大学馬籠准教授との共著。

2017.09.13

最新情報

Cooperative standing-horizontal-standing reentrant transition for numerous solid particles under external vibration

Satoshi Takatori, Hikari Baba, Takatoshi Ichino, Chwen-Yang Shew, and Kenichi Yoshikawa, Scientific Reports, in press.

Spontaneous Oscillations and Synchronization of Active Droplets on a Water Surface via Marangoni Convection

Yong-Jun Chen, Koichiro Sadakane, Hiroki Sakuta, Chenggui Yao, and Kenichi Yoshikawa, Langmuir, 33, 12362-12368 (2017).

Cooperative standing-horizontal-standing reentrant transition for numerous solid particles under external vibration

Satoshi Takatori, Hikari Baba, Takatoshi Ichino, Chwen-Yang Shew, and Kenichi Yoshikawa, Scientific Reports, in press.

Spontaneous Oscillations and Synchronization of Active Droplets on a Water Surface via Marangoni Convection

Yong-Jun Chen, Koichiro Sadakane, Hiroki Sakuta, Chenggui Yao, and Kenichi Yoshikawa, Langmuir, 33, 12362-12368 (2017).