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相分離点近傍で一様に混合するトリエチルアミン(TEA)-水の溶液に対して赤外レーザを照射したときに照射点から微小液滴が生じることは報告してきている。本研究では、空間的な非対称性を導入することにより、ベクトル的な流れを発生させることができることを明らかにした(光ポンプの実現)。国際誌The Journal of Physical Chemistry Lettersに採択。作田君(D2)、妹尾君(2018年MC修了)、木村君(2017年MC修了)が第一、第二著者、第三著者。Hörning博士(Univ. of Stuttgart)、田中教授(Univ. of Heidelberg, 京都大)との共同研究。

2018.09.23

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「組織切片の伸展が引き起こすひび割れパターン形成-新たな病態診断手法-」の論文が国際誌Scientific Reportsにアクセプトされました。ガンなどの病理検査では摘出した病態組織切片をガラスプレート上に置いて、光学顕微鏡で観察することが一般的に行われている。しかしながら、例えば肝炎と肝がんでは、顕微鏡像での差異は少なく、正確な病態把握が困難であった。本研究では、組織切片を伸展するといった単純な操作を加えることによって生成する”ひび割れパターン“を定量的に解析することにより、ガンなどのより正確な病理診断が可能になることを、実験的に示したものとなっている。檀野君(2017年度修士修了)、中村君(2016年度修士修了)、大社さん(M1)が著者となっている。医生命システム学科の池川研究室、京都大学医病理学教室、山口大との共同研究。

2018.08.02

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遺伝子デリバリーや細胞内の特異的な部位の観測手法の開発などを目指し、DNAへ金ナノ粒子(AuNPs)を修飾させる研究は近年大きな注目を集めている。しかしながら、それらの研究の殆どのものが、短鎖DNAに対するものであった。本論文では、100kpb(キロ塩基対)を越えるサイズのゲノム二本鎖DNAがAuNPsと安定な組織体を形成することを見出したものとなっている。ナノ粒子の結合により、高次構造は殆ど変化することなく、分子の弾性率が一桁減少することを、溶液中の分子鎖のゆらぎ運動から推定することにも成功している。国際誌RSC Advancesに採択。Jose君(2017年本研究室に滞在;当時は大学院生、現在は博士研究員)、升岡君(2018年MC修了)、馬場さん(M2)が第1、第2、第3著者、Sevilla Univ. (Spain)との共同研究。

2018.07.19

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細胞分裂や遺伝子発現など、生体が営む重要な現象にポリアミンが関与していることは現象的には明らかになってきているが、そのメカニズムには不明な点が多く残されている。近年、80-90℃程度の高温環境で生息する超好熱菌は、分岐型ポリアミンを細胞内で作り出していることが明らかになっている。この分岐型の構造は、通常の細胞には見られない分子構造であり、それが高温条件下での生存に深く関わっているものと推測される。この様な分岐型ポリアミンが、温度依存的にDNA構造を変化させ、80℃の高温条件下で、数十ナノメータのオーダーのマルチループを形成することを明らかにした論文が、国際誌ChemPhysChemに採択されました。西尾君(M1)が第一著者。関学、立命、名市大の研究グループとの共同研究。

2018.07.13

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Optical Fluid Pump: Generation of Directional Flow via Microphase Segregation/Homogenization

Hiroki Sakuta, Shunsuke Seo, Shuto KimuraThe Journal of Physical Chemistry Letters, 9, 5792-5796 (2018).

Decorating a Single Giant DNA with Gold Nanoparticles

Jose M. Carnerero, Shinsuke Masouka, Hikari Baba, Yuko Yoshikawa, Rafael Prado-Gotor, Kenichi Yoshikawa, RSC Advances, 8, 26571-26579 (2018).

Specific Spatial Localization of Actin and DNA in a Water/Water Microdroplet: Self-Emergence of a Cell-Like tructure

Naoki Nakatani, Hiroki Sakuta, Masahito Hayashi, Shunsuke Tanaka, Kingo Takiguchi, Kanta Tsumoto and Kenichi Yoshikawa, ChemBioChem, 19, 1370-1374 (2018).

Double-strand breaks in genome-sized DNA caused by mechanical stress under mixing: Quantitative evaluation through single-molecule observation

Hayato Kikuchi, Keiji Nose, Yuko Yoshikawa, and Kenichi Yoshikawa, Chem. Phys. Lett., 701, 81-85 (2018).

Optical Fluid Pump: Generation of Directional Flow via Microphase Segregation/Homogenization

Hiroki Sakuta, Shunsuke Seo, Shuto KimuraThe Journal of Physical Chemistry Letters, 9, 5792-5796 (2018).

Decorating a Single Giant DNA with Gold Nanoparticles

Jose M. Carnerero, Shinsuke Masouka, Hikari Baba, Yuko Yoshikawa, Rafael Prado-Gotor, Kenichi Yoshikawa, RSC Advances, 8, 26571-26579 (2018).

Specific Spatial Localization of Actin and DNA in a Water/Water Microdroplet: Self-Emergence of a Cell-Like tructure

Naoki Nakatani, Hiroki Sakuta, Masahito Hayashi, Shunsuke Tanaka, Kingo Takiguchi, Kanta Tsumoto and Kenichi Yoshikawa, ChemBioChem, 19, 1370-1374 (2018).

Double-strand breaks in genome-sized DNA caused by mechanical stress under mixing: Quantitative evaluation through single-molecule observation

Hayato Kikuchi, Keiji Nose, Yuko Yoshikawa, and Kenichi Yoshikawa, Chem. Phys. Lett., 701, 81-85 (2018).